ゴルフ会員権を所有することで、お得なプレー料金で楽しめる・優先的に予約ができる・クラブ競技に参加できるなどのメリットが得られますが、これ以外にもゴルフ会員権自体が資産にもなるといったメリットが生まれてきます。ゴルフ会員権は、不動産や株式のように1つの資産として扱うことができるので、購入して終わりではなく最終的には売却することも可能になります。さまざまな事情でゴルフ場を訪れることができなくなった場合などでも売却することで資金が得られますし、売却時に損益が発生した分については譲渡所得の損失とみなされるため、他の給与所得などと所得が相殺されて税制面の優遇にも繋がっていきます。ゴルフ会員権には資産的な価値といったメリットがある反面、その価値が上下する可能性があるデメリットも存在します。
過去には、バブル崩壊と共にゴルフ会員権の価値が急激に減少したケースもありましたが、近年ではプレー人口の増加と共に人気も高まってきており、会員権の価値も再び上がってきています。他にも初期費用や維持費がかかるデメリットもあり、会員権の取得費用や年会費はもちろん入会預託金や名義の書き換え料金も含まれてきます。ゴルフ場によって価格は異なりますが、これらの費用は決して安い金額ではないので、会員権のメリット・デメリットをふまえながら初期費用や維持費を払うだけの価値があるかどうかも検討した上で購入を考えることが大切になります。